医系大への羅針盤 医歯薬進学

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Close Up《未来の医療人をつくる場》

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  • 2019.11.15
  • 「わかる」を積み重ねた先に、医学部合格という光がある
  • アイメディカ株式会社 代表
    佐野 祐子

    生徒と親御さんの不安を取り除き、着地点を見つけて導く

    2008年に誕生したアイメディカは、それまで大手の予備校で長く講師を務めてきた佐野祐子氏が設立した少人数制の医学部予備校だ。生徒一人一人に合わせた指導を行っており、80パーセントを超える脅威の合格率を誇る。「わかる」「できる」まで何度でも繰り返す指導は、基本中の基本であり、アイメディカの指導法のモットーでもある。同校の指揮を執る佐野代表に予備校運営における理念を伺った。

     

    少人数制と個別指導でフレキシブルに対応

    大規模な再開発で、日々表情を変える街「渋谷」。JRや複数の私鉄が乗り入れる渋谷駅から徒歩数分のビルの中に、医学部予備校である「アイメディカ」はある。2008年の設立から今年で11年、驚くのはその実績だ。2013年には医学部合格率100パーセントを記録し、その後もおおむね80パーセントを超える数字を叩き出している。
     

    代表の佐野祐子氏は長年にわたって大手予備校・医学系予備校で英語講師を務めたあと、アイメディカを設立した。設立にあたり、佐野氏が求めたのは「生徒一人一人を大切にし、きめ細かな指導をする」という方針だ。そのため、アイメディカには入塾試験がない。どんな成績であったとしても、一年で医学部への合格ラインに到達できるカリキュラムを組んでいるという。

     

    アイメディカの生徒数は20数名。5~6人を1つのクラスとした「少人数制指導」と「個別指導」を行っている。個別指導は生徒それぞれの個性や理解度に合わせた指導ができるメリットがある一方で、学習の進度が遅れたり、人と競う緊張感が得られないというデメリットがある。少人数制指導ならクラスメートと競い合うことで緊張感が生まれ、孤立感を味わうこともない。生徒個人の学習進度や性格などによって2つの指導プランを組み合わせるなど、フレキシブルに対応できるのもアイメディカならではと言えよう。

     

    「わかる」「できる」=楽しい成功体験を重ねて成績向上

    アイメディカのカリキュラムには大きな特徴がある。それはすべての教科において、全部の範囲を3回繰り返すという点だ。同じ単元を、基礎、標準、応用と段階的に難度を上げながら繰り返し指導する。

     

    また、授業が終わった夕方から夜にかけて(16時~21時)は、講師とともにその日の授業の内容を復習し、演算問題を解くRWT(Review With Teacher)という時間が設けられており、1日あたり5時間、基礎的な計算や授業でやった問題、応用問題などが13~21問ほど用意される。

     

    授業数も、演算問題の数も、他の予備校に比べて桁違いに多い。日曜日を除く毎日、午前中から夜までカリキュラムがびっしりと組まれている。「一度授業で聞いただけでは、絶対に忘れてしまいます。だから『わからない』ことが『わかる』ようになるまで、『できない』ことが『できる』ようになるまで、繰り返して学ぶしかないのです」と、佐野氏。

     

    「わからない」を「わかる」に、「できない」を「できる」にする。これこそがアイメディカのポリシーだ。わからないことを詰め込むのは辛いが、わかれば楽しくなる。「わかる、できる=楽しい」という成功体験の積み重ねが、生徒の学習意欲を呼び起こし、更なる成績向上につながる。

     

    タイトなスケジュールのカリキュラムを組んでいるが、決して無理を強いているわけではない。医学部合格という目指すべき到達点は決まっている。生徒が己の現状を把握していれば、入試当日までにそれぞれ何をしなければならないかも明確になる。そこに辿り着くために、今日は何をすべきかを細分化し、経験豊かな講師陣が緻密なカリキュラムを組んでいく。

     


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