医系大への羅針盤 医歯薬進学

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Close Up《未来の医療人をつくる場》

  • Closeup_01
  • 2020.01.10
  • 壁に貼った生徒たちの決意表明は塾にとっての約束でもある
  • 一会塾MEDICAL
    代表取締役CEO
    山口じろう氏

    すべては医学部合格のために。そこに双方の喜びがある

    2014年に設立した一会塾は、恵比寿と武蔵小杉に校舎を構える難関大学専門予備校である。特に一会塾MEDICALは医学部進学を目的とした専門の授業を行い、2018年度の入試では1次試験合格者が全員、いずれかの大学の2次試験に合格という好成績を収めた。2019年度の推薦入試でも続々と合格者を出しているという。学力試験のみならず、面接などの2次対策にも力を注ぐ一会塾MEDICALの取り組みについて、同校の山口代表(CEO)に聞いた。

     

    ユニークな「合格保証制度」で、お互いにコミットする

    JR恵比寿駅から徒歩1分、交通の便の良いビルのワンフロアに「一会塾MEDICAL」がある。
    エレベーターを降りてすぐ目に入るのは、生徒たちが短冊に書いた決意表明だ。
     「来年はここにいない」
     「最後まで気を抜かず、やるべきことは必ずやりきる」
    一人ひとりの強い決意が、壁の目立つところに張り出されている。
     

    「毎日、塾に来るたびに自分自身が書いた言葉が目に飛び込んでくる。1年間、緊張感を持続するための決意表明です」と代表の山口じろう氏は語る。
    一会塾MEDICALには「合格保証」という稀有な制度がある。指定コースの授業に加え、主要な4科目の個別指導を履修するなど一定の条件をクリアしたうえで、1年で医学部に合格できなかった場合、翌年の授業料が無料になるのだ。この制度は、平均で2~3年浪人する人が多い医学部受験に対しての問題提起でもあるという。
     

    「親の負担を考えてか、授業料を抑えるために必要な科目を履修せず、その結果、受験に失敗してしまうケースがあるんです。だからこの合格保証を付けて、必要な科目はすべて履修する代わりに、1年で合格しましょうと請け負う制度を考えました」合格保証を付けたコースには、出席率などの基準もあるから遅刻・欠席は厳禁だ。もちろん塾側もテストの結果などをこまめにチェックし、生徒とのコミュニケーションは欠かさない。塾と生徒が「1年での合格」をコミットし合い、最後まで共に力を出しきるべく努力を続ける。
     

    その緊張感を保つのが、冒頭の「決意表明」である。壁に張り出された力強い言葉の一つ一つは生徒の決意であると同時に、彼らを医学部合格に導くために全力を注ぐ塾の講師たちの表明でもあるのだ。
     

    リアルな授業にこだわり、小さな躓きを見逃さない

    得意科目の勉強は、誰もが苦にならない。問題は苦手科目だ。医学部受験の場合、英語と数学、理科は化学が必須で、生物か物理のどちらかを選択することが多い。
     

    選択科目は自分が得意な科目から選ぶので問題は少ないが、必須の化学や数学が苦手な生徒は苦戦する。特に理数系の科目は、一つの数式に躓くと、その先が理解できなくなる。小さな躓きを放置してしまうと、結果的に「何がわからないのか」がわからないという悪循環に陥る。

     

    一会塾MEDICALでは、まず少人数制のクラスで授業中でも疑問を感じたら常に質問できる。もちろん授業以外の時間も生徒の質問に答えられる職員を常駐させて、疑問点はその場で解決させるようにしている。

     

    また、勉強で行き詰まっている生徒には、今何をすればいいのかを的確にアドバイスできる環境を整えている。特に理数系の科目は、「何ができなくて、どこで躓いているのか」の自己判断が難しい。そこをきちんと理解したうえで、「今悩んでいるその問題は難しすぎるから、まずは基本的な問題から積み上げていこう」と的確に指摘し、生徒を最適な方向に導くことに注力している。
     

    この点が、一会塾MEDICALがリアルな授業にこだわる理由でもある。ネット授業では疑問点をその場で解決することは難しく、また生徒が勉強に行き詰まっている状況を敏感に察知することも困難だからだ。

     


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