医系大への羅針盤 医歯薬進学

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Close Up《未来の医療人をつくる場》

  • M2466-1
  • 2018.07.26
  • 予備校からの発信 野田クルゼ
  • 学力を伸ばすだけでなく、人間性の土台づくりを!

    野田クルゼ 現役校校長 中山 真

     

    医学部が人気だ。特に、国公立医学部を中心に最難関の医学部へ現役合格したいというニーズが増えている。他学部と違い浪人生の受験者も多く、現役高校生にとっては非常に狭き門となる医学部受験。一体、どのような対策をすれば、医学部に現役合格できるのか。創立48年の伝統を誇る医学部受験の名門予備校「野田クルゼ」。

    2007年に現役難関大学受験に強い早稲田アカデミーグループの一員となり、東京・お茶の水に「現役校」を開校した。「野田クルゼ現役校」は、10年以上も現役合格指導に力を入れ、驚異の合格率を出している。今号では、「野田クルゼ現役校」の中山校長に、その秘訣を聞いた。

     

    仲間を鏡として自分を見つめる

    ― 医学部志望の高校生が増えています。

     はい、以前は医師のご家庭の方が圧倒的に多かったのですが、「確かな資格」ということで、一般のご家庭からも医学部を志す生徒さんが増えています。また、キャリアの面でも、女性が男性と同等に働ける職業であることから、女子の志望者も増えています。それだけに競争も激化しており、早い時点で医学部受験に向けて準備をする傾向が強くなっています。こうした受験準備の低年齢化に対応すべく、野田クルゼでは高校1年生から集団指導クラスを設けています。それに加えて今年から新たに中学生を対象とした個別指導クラスも開設しました。

     

    ― 高1から医学部受験を目指すクラスがあるのは珍しいですね。

     高1の段階で医学部志望が明確な生徒はまだそう多くありませんから、通常はクラスが成立しないのです。ですが野田クルゼは1970年代から今までに3000人を超える卒業生を全国の医学部に送り出していることもあり、「昔から知っている」という安心感からお子さんを預けてくださる親御さんが多くいらっしゃいます。勤続30年以上の講師もいますし、親子2代が同じ講師の指導で医学部に合格した例もありますよ。

     

     通ってくる生徒は、都内や近県の高校生が主ですが、遠くは北海道から土曜日だけ飛行機で通う子もいます。高1から高3まで、いずれも1クラスに10人、多くても20人程度の少人数制で指導を行っています。

     

    ― 少人数集団授業のメリットは?

     医師になるという同じ志をもった仲間との出会いでしょうか。同じ目的をもって一緒に勉強する子たちの姿が見えれば、苦しい時は支えになりますし、負けていられないという気持ちも生まれます。はじめの頃は、周りが自分より優秀に見えて「自分はできない」と悩んだりする生徒も、少しずつ仲間を鏡として、自分の置かれた位置を客観視できるようになっていく。ライバルだけど友人…それは集団授業でこそ培われるのです。

     

    医学部受験は家族の協力が成功のカギ

    ― 授業料など金銭負担の大きさをはじめ、医学部進学は特殊ですよね。

     ええ。ですから、本人の力だけでなく親御さんの知識も必要なのです。親御さんが医師の場合でも、昔の医学部受験と今の医学部受験ではかなり様相が変わっています。一般のご家庭の場合は、医学部受験が、普通の学部入試とは全く異なる受験であることを理解し、合格後にかかる費なってきます。

     

     費用面では、大学側も成績上位者の優待制度や奨学金などの支援策を用意するところが増えていますし、各自治体の奨学金制度もあります。様々な組み合わせを考えると医学部進学の可能性を見出だせるのに「子どもに借金を負わせるのは…」と嫌がる親御さんも少なくありません。けれども、医師国家資格を取得すれば、それは間違いなくお子さんの財産になるわけです。お子さんの夢の実現のために、最初から無理だと決めつけずに、いろいろな手段をご検討いただけたらと思います。実は多くの医学部生達は自分でアルバイトをしながら学費を賄っていますよ。


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