医系大への羅針盤 医歯薬進学

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Close Up《未来の医療人をつくる場》

  • Closeup_04
  • 2020.01.10
  • 面接力はコミュニケーション力 受験用ではない「人間力」を身につけて
  • 高橋 優子 講師(面接指導)

     

    面接力はコミュニケーション力 受験用ではない「人間力」を身につけて

    面接や志望理由書には、テクニックは通用しません。通用してほしくないと思います。
    単に合格させるのではなく、いいドクターとなる受験生を合格させる。それが私たちの使命だと考えています。
     

    そのため、面接での受け答え以前に「なぜ自分は医者になりたいのか」「医者になって何をしたいのか」を含め、自分自身のことを徹底的に分析してもらいます。自分ではっきりわかっていない気持ちを、他人に伝えることはできません。

     

    自己分析、自己管理、柔軟性、正しく情報を理解し戦略的に考える力、社会に目を向け建設的に考える力、人の話を聴く力、相手に伝える力、適応力……。医学部合格に必要なこれらの要素は、生き方、考え方、ひいては自分の人生に対する覚悟ともいえます。もちろん、高校生がこの要素を満たしているわけがありません。ですから生徒一人一人と向き合い、考え、講師も自らを問い直しながら、一緒に見出し育んでいく場所でありたいと思っています。
     

    「なにがなんでも医師になりたいか?」時には厳しい質問も突きつける

    時には心を鬼にして厳しい質問をすることもあります。「それはなぜ?」「どうしてそう思ったの?」と深掘りを繰り返し行います。
    ここでは「医者になりたい」のは共通項で当たり前。ならば、「どれだけ医者になりたいか」「どんな生き方がしたいか」が問われるのです。
     

    指導の結果、「自己の原点を見つめ直し、弱いところをさらけ出せるようになった」「なんでも相談しているうちに自分のことが見えてきた」と言われると嬉しいですね。
    自分のことだけでなく、広く社会に関心をもち、相手に対して本当の気遣いができるように、とも伝えています。その上で、生徒に「具体的に一貫性をもって結論から伝える」ことや、対話におけるNGワード集など、私が積み重ねてきたテクニックや内容を丁寧に教えています。
     

    子どもっぽかった生徒が自分の内面を掘りおこし、社会への学びを深めていくうちに、医師のような顔つきになり、思いやりにあふれた振る舞いになっていく。それを見るのが一番のやりがいです。「この生徒ならどの大学もほしいと思うはず!」。そう私自身が信じて面接試験に送り出せるよう、心をこめて指導とサポートをしています。
     


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