医系大への羅針盤 医歯薬進学

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学校紹介

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  • 2017.10.03
  • 愛知医科大学
  • 人が中心の医学教育

     

    臨床医学の知識・技能・態度をシステマティックに学ぶ

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    第1学年次の「早期体験実習」(看護体験実習)。看護体験実習では、患者さんを中心にして、多数の医療スタッフが共同で仕事をしていることを理解していく。

     

    愛知医科大学では、学修内容が真の効果的な学びとなるよう、講義は単なる一方向性の座学ではなく、教員との双方向性のやりとり、学生間の意見交換・議論などのアクティブ・ラーニングを6年間通して行います。また、医療・臨床実習では、経験からの学びを深め、確実にそれらを身につけられるようにします。

    これらによって修得された学びは、医学的知識を評価する試験だけではなく、シミュレーションを使った技能の評価、振り返り記述や多職種を含めた多方面からの態度評価など、多面的・複合的な方法によって学修成果の達成度を明らかにします。

     

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    第2学年次には「解剖学実習」も行われる。解剖学講座・内藤宗和教授(写真右より2番目)の指導のもと、医学の基礎を身につける。

     

    1学年次では、入学直後から解剖学の講義、後学期から生理学、生化学を開講し、早期から医学の専門領域の学びを開始することで、医学への関心を早期から刺激し学習意欲を高めます。また、医療実習として早期体験実習を導入し、シミュレーション実習、看護体験実習、臨床科見学実習の3つの実習を順次実施し、目指すべき医療人、医療のあり方を理解するようにします。

    2学年次では、後学期までに解剖学、生理学、生化学、薬理学、病理学、免疫・寄生虫学、微生物学の基礎医学の講義、実習の全てを実施し、臨床医学のための基礎を早期に築き上げます。学修の成果を確実にするため、適宜、知識の修得の進捗状況の評価を繰り返します。

    3学年次では、社会医学系科目である公衆衛生学、衛生学、法医学、地域医療総合医学を実施し、患者を一人の人間、また社会の中で生活する住民として広い視野から理解できるよう、講義と地域医療機関での実習を連動させます。医療実習は地域包括ケア実習を行い、超高齢社会での医療供給体制の在り方を学修し、社会に対する医療の責任についての理解を深めます。

     

    「STUDENT DOCTOR」として 学生が臨床に積極的に参加

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    森直治教授による「緩和ケア」ミーティング

     

    4学年次の1月以降は、それまでの講義とは異なり、臨床実習(BSL)が中心となってきます。昨年度から、共用試験に合格し、大学が定める基準をクリアした学生には、「STUDENT DOCTOR」という名称が授与され、これまで以上に患者さんとの触れ合いの機会を多くした臨床実習ができる環境が整いました。

    臨床実習では、実際に患者さんに接して、医師にふさわしい態度や技術を身につけます。講義室における学生対教員だけの関係に、さらに患者さん、患者さんの家族・知人はもとより看護師、その他の全医療従事者を含めた関係が加わることになります。

    実際に患者さんに接し、体験することによって講義等で得た基本的知識と技術とをしっかり確実に身につけ、また、実地を通して新しい知識・技術を学び、医師としてのあるべき態度を養います。

    これに加え、5学年次に行っている臨床実習の一環として、地域住民と密着した地域医療の実際を学び、医学生としての自覚および意識を養い、卒前医学教育の充実を図ることを目的に、大学近隣の診療施設の協力を得て、学外臨床実習も行っています。

     

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    経皮的血管形成術

     

    BSLの後は、さらにスキルアップさせたクリニカル・クラークシップ(診療参加型臨床実習)という制度を長期間導入し、学生が主体となって、患者さんとの関わりの中から臨床医学を学びます。従来型の見学主体ではなく、学生が研修医・指導医で構成される診療チームの一員として診療に参加し、指導医の監督のもとに実際の診療を行います。単に教科書に記載された知識の理解だけでなく、基本的診療技能、臨床現場での推論の仕方、患者さん・メディカルスタッフとのコミュニケーションなどを修得します。

     

    充実した教育環境の中にうれしいニュースも!

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    日本陸上競技選手権・男子100mで2年連続7位入賞した高橋周治君。レース右から二人目が高橋君。

     

    そんな愛知医科大学では、国際交流も活発に行われています。

    愛知医科大学の学術国際交流の発展およびさらなる拡充のための拠点として国際交流センターが整備されており、アメリカ、ドイツ、タイの3か国であった留学先に昨年は韓国が加わり、さらにポーランドとも学生の交流を開始しています。

    愛知医科大学はまさに充実の一途を辿っているようですが、最後にこんなトピックスもひとつ紹介しておきましょう。それは、日本陸上競技選手権・男子100mで、愛知医大生・高橋周治君が2年連続7位入賞したということ!

    「学生時代に身につけたいことは、感性を磨く、集中力を磨く、メリハリを磨くこと。スポーツに熱中するのは良い医師になるためです。」

    高橋君はこう語っていました。

     

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