富士吉田キャンパスで始まる医療人への学び
富士吉田キャンパスから始まる1年間の全寮生活
医・歯・薬・保健医療の4 学部が揃う昭和大学は、わが国唯一の「医系総合大学」。その4 学部の学生生活は、豊かな自然に恵まれた富士吉田キャンパスにおける1年間の全寮生活からスタートする。
ここは、学習と生活が一体となった場。他人との関わりの中で共生の心を育み、参加型学習や体験実習などを通して、自らが課題を発見し解決していく力を磨いていく。
富士吉田での講義・実習は、基礎学習となる一般教育科目を中心としながら、学部固有の学習や、医療人として早期に身につけておく人間性や心構え、さらに学部連携実習など、1年次から幅広いカリキュラムを組んでいる。以下、主な学習内容について見てみよう。
基礎を身につけながら幅広い知識と気づきを得る
化学実習室での「基礎サイエンス実習Ⅰ」
【コミュニケーション】
将来、医療チームの一員として適切な姿勢で接するために、コミュニケーション手法を学ぶ。
【医学・医療入門】
現代医療の発達を健康と疾患の関係から理解し、身近な疾患について、その病因や成り立ちを学ぶ。
【基礎サイエンス実習】
生命体の基本構造と生命現象の原理を理解するために、基礎的な生物・化学・物理の実験を行う。
【医療人のためのヒューマニズム】
人間の尊厳を理解し、患者さんの権利や死に関する倫理的問題など、医療人としてのヒューマニズムを学ぶ。
【情報リテラシー】
コンピュータを使って、情報の蓄積・整理・加工・伝達といった基本的な情報活用方法を身につける
【チーム医療の基盤】
PBL チュートリアル形式の学部混合のグループ学習。お互いを知り、協力しながら、問題解決を図る。
学部合同のグループワークでチーム医療マインドを養う
白衣に着替えていざ現場へ
学部混合のグループ学習といえば、4学部合同で行う【初年次体験実習】も忘れてはならない。
■病院実習
病院のさまざまなセクションを体験。事前学習から事後ディスカッションまで、グループでの学びを通して、医療人になるための姿勢を身につける。
これら初年次体験実習は9月上旬から約2週間にわたって大規模に実施され、早期からチーム医療マインドと幅広い視野を養っていく。
■施設実習
高齢者施設や障害者施設・支援学校で利用者と会話をしたり基本的な介護を実習。
■心肺蘇生実習
手当の基本、心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)の操作を実習。
富士吉田で生まれた絆は昭和大生たちの一生の宝物
キミたちを待っている富士吉田キャンパス
そんな独自の教育が行われる富士吉田キャンパスは、世界遺産・富士山を間近に仰ぐさわやかな高原に広がる。
寮は、男子寮の「白樺寮」と「赤松寮」、女子寮の「すみれ寮」と「百合寮」の4棟があり、部屋は学習室と寝室からなる。各部屋とも学部混合の4人部屋となっている。
これはさまざまな立場の仲間と寝食を共にし、医療人として大切なコミュニケーション能力と人を思いやる心、そして助け合う心を身につけるために考えられたもの。
寮生活の食事は、朝・昼・晩3 食を広々とした食堂で摂れるようになっている。栄養のバランスも考えられたメニューは学生たちに好評だ。
入学後には富士吉田キャンパス名物の「寮祭」が行われる。すべての企画は学生たちのオリジナル。先輩たちも参加して趣味や特技を披露し合い、大いに盛り上がるという。
学部を超えた共同生活は、OB、OG が口を揃え、笑顔で振り返る。「一生の思い出」と。
【入試に関するお問い合わせ先】
●医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部
旗の台キャンパス「入学支援課」
TEL:03-3784-8026
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