医系大への羅針盤 医歯薬進学

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  • 2017.11.13
  • 増え続ける留年生・国試浪人生 のために一念発起。 塾を開校し、受講生と共に歩む
  • 学生の心に情熱の炎を灯し、導く「勉学の救世主」

    東京メディカルスクール代表 岡田 優一郎

     

    子どもの頃、重症のチック症を患い、成績も悪く、いじめられっ子だったという岡田優一郎さん。病気やいじめと闘いながら学校も塾も無遅刻無欠席で通い、学校長の特別推薦で高校・大学へ進学。日本大学松戸歯学部卒業時には学部長賞を授与されるほど優等生になっていました。医歯薬獣医学部・学生向けの塾の経営者となった現在は、留年や国家試験浪人の学生を対象に熱血指導。たちまち医療系の教育界で一目置かれる存在に躍り出た岡田塾長にお話を伺いました。

     

    自分の経験を教育の場で還元したい

    ―現在のお仕事とその内容を教えていただけますか?

    東京メディカルスクールという塾を経営しています。当スクールは、医学部・歯学部・薬学部それに獣医学部の学生を対象に、定期試験や国家試験、卒業試験対策におけるマンツーマン指導を行っています。私自身も経営管理のほか、歯科の講師をしています。はじめは関東の医歯薬系の大学の学生が中心でしたが、今では全国から受講にいらっしゃいます。

     

    ―なかには2年待ちの学生さんもいるとか?

     はい。とても心苦しいのですが、すべてマンツーマンで徹底的に丁寧に授業を行っているので、お待ちいただくことになってしまいます。当校の特徴として、その学生さんの学力のレベルだけでなく、個人の性格や性質と向き合い、精神的なサポートを心がけていますので、どうしても一人にかける時間が長くなってしまうのです。

     

    ―率直にお聞きしますが、大学の授業についていけない、進級できない留年生がそれだけたくさんいるということですね?

    ではなく、皆さん小学生の頃から塾に通っているので、いつも「与えられる側」なんです。自分で課題を決めて自主的に勉強に取り組む経験が薄いままに大学生になってしまう。大学に入って初めて「自習」が求められるのですが、どうしていいかわからない人が増えているという印象です。また、医者を目指す人は小学生の頃からそれに合った塾通いをしているため、目標の大学の受験対策しかしていない。そうなると、高校生の時まではそれでよくても、いざ大学生になった時、バランスの悪い学力しか育っていないという傾向も見られます。

     

    ―岡田さん自身も塾通いをされていたんですか。

     中学1年から高校3年までほぼ毎日のように通っていました。そのせいか、大学に入ったら今度は教える立場になりたいと思うようになりました。それで歯学部の学生になってから、予備校の講師の面接を受けに行きました。アルバイトですが、なかなか採用されませんでした。人前で話すのが苦手だったんです。それでも諦めきれずに、当時は主流ではなかった個別指導の講師の面接に出向き、採用されました。最初はまったく人気がなく、指導法に関する本などを読んで悩み、考える日々が続きました。その頃から「教育」そのものに強い関心がありましたね。面白いことに、ある日を境に急に人気が出始め、大手の予備校に移って、そこの「顔」となっていきました。
     私の中でだんだん歯科医師になるよりも、「歯科医師になりたい人の手伝いをしたい」という気持ちが膨らんでいきました。中・高と2度、学校長特別推薦をいただいたことや、大学に入ってから知った「学び」の喜び、恩師との出会いを通して、そういう感謝の念をお返しするには、自分の経験を生徒や学生に還元していくことが最善のように思えたのです。

     


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