医系大への羅針盤 医歯薬進学

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  • 2017.07.24
  • 獣医学科を卒業後、医学部へ進学。異色の経歴を引っさげて、沖縄県での診療に注力
  • 患者さんの最後の砦は自分 医師としての矜きょう持じを胸に、皮膚科医として生きる

    沖縄県立中部病院皮膚科医 佐藤 浩信

     

    獣医師から人間相手の皮膚科医へ。異色の経歴の根底にあるのは、命への興味と慈しみ。多くの離島医療を支える沖縄の基幹病院、沖縄県立中部病院で外来診療、手術を手がけながら、若手医師のサポートにも力を注ぐ佐藤浩信先生。私生活においては無類の愛犬家であり、陶芸をたしなみ、屛風を収集する芸術好き。充実した日々をおくる佐藤先生に、受験勉強や進路に関する話、医師としての在りかたなど、お聞きしました。

     

    動物に関わる病理学を研究するうち人間のことが見えてきた

    ー 獣医から人間を診る医師への方向転換には、どのような経緯があったのでしょう?

    実は最初から確固たる信念のようなものがあってそうしたわけではありません。高校生の頃は、自分が本当に何をしたいか、明確ではありませんでした。家の事情もあり、自宅から通える国立大学を目指していたので、選択肢は宮崎大学と宮崎医科大学(現:宮崎大学医学部)の2校でした。当時、宮崎医科大学は新設まもない人気校で、倍率70倍、東大や九大医学部にも引けを取らない超難関と言われていました。浪人は嫌だったので現役で受かりそうな宮崎大学を選び、一番難しい獣医学科を受験しました。

     

    当時、手塚治虫の『ブラック・ジャック』が少年コミックで連載されていて、医学部への興味もあったのですが、獣医学科の先生や友人など周りの環境がとてもよく楽しかったので、結局そのまま4年間、獣医学を学びました(当時、獣医学過程は4年制から6年制へ移行したばかりで獣医師になるためには学部4年、大学院修士課程2年の履修が必要だった)。

     

    その後、東大の大学院に進学し、主に動物の病理学を研究しました。その過程で、動物と人間の関わりを考えさせられるところが多々あり、だんだん人間の医療に携わりたいという気持ちが強くなっていきました。


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