医系大への羅針盤 医歯薬進学

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  • 2017.07.01
  • 0歳から100 歳までの患者さんが相手。町のオールラウンドな歯科医師でありたい
  • 幼少期からの夢を貫き、いま地域医療の担い手に

    松尾歯科医院 副院長 福島 由吏子

     

    福島副院長が勤める歯科診療所は、桜並木で知られる東京都・目黒川の近くに建つビル内にあります。都心のビジネス街ながら古くからの住民も多いエリアで、患者さんの顔ぶれは実に様々。近所の学校に通う子どもから、往診が増えた最近は100歳を超える高齢者まで、より丁寧な対応が求められるなか、福島先生は明るくサバサバした表情で診察をしていきます。地域に根ざした診療所で副院長を務める福島先生にお話を伺いました。

     

    白衣に憧れ、医療の道へ

    ー どんなお子さんでしたか。

    おとなしくて人見知りの子どもでした。実は今もその名残はおおいにあります。性格面で転機になったのが、小学校高学年の時、美人で明るいRちゃんという女の子と仲良くなったことですね。毎日のように遊ぶうちに、華やかな彼女への憧れもあって、徐々に開放的な性格になっていきました。でも中学に入って環境が変わると、また人見知りの部分が顔を出して…。人付き合いに関しては、進学のたび、少し内向的になり、徐々に開放されていくという繰り返しでしょうか。

     

    ー 医療分野に関心を持ったのは、いつごろでしたか?

    私は逆さまつ毛で、幼いころ目の手術をしたんです。拘束され局所麻酔をして、目を開けたままメスが近づいてくるのに耐えるという恐怖体験でした。まだ幼稚園児だったんですけど、私は、担当医だったその先生が大好きでした。ちょっと太めの男性でしたが、たぶん白衣姿に憧れたんでしょうね。それから医師という仕事を意識するようになりました。

    祖父も父も、父の弟も歯科医師です。でも父は自宅とは別の場所で開業していましたので、働く姿を見る機会は多くはありません。歯科医師になれと親から言われたこともないし、やはり思い当たる動機といったら、その眼科の先生ですね。小学校の卒業文集で「お花屋さんになりたい」「美容師さんになりたい」と夢を書く女子の中で、私一人だけ、「医者になる」と断言していましたから(笑)。

     

    算数が大の苦手でしたが、私立中学受験のために入った塾の先生の教え方が面白くて、そこから一気に算数が好きになりました。まだ塾に行く子がクラスに数人しかいない時代で、私が入ったのも小6になってからです。 結局、目指していた私立の女子校には落ちてしまいましたが、子ども心に「医者になったら男も女もないから、女子校に行かなくてよかった」と思いました。地元の公立中学に進み、バレー部、卓球部、合唱部など複数の部に所属して活動しました。家庭科部にも入って…ろうけつ染めの色の変化が不思議で、目をみはったことを覚えています。


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